【結論】2026年のグッズ製作で押さえるべき5大トレンド:①サステナブル素材へのシフト ②推し活グッズの多様化(連結アクキー・トレーディング文化)③小ロット多品種ビジネスモデル ④AI/Canvaによるデザイン民主化 ⑤体験型ノベルティ(QR/AR連携)。本記事ではそれぞれを業界統計とともに深掘り解説します。
2026年のグッズ業界はどう動く?
オリジナルグッズ業界は、消費者の嗜好やテクノロジーの進化に伴い常に変化しています。2025年までの動きを踏まえ、2026年に注目すべきトレンドを整理しました。
グッズ製作を計画している方は、これらのトレンドを押さえておくことで、より時代に合ったアイテムを作れます。
業界全体の市場規模と動向(2024-2026 推移)
| 指標 | 2024年 | 2025年 | 2026年予測 |
|---|---|---|---|
| 国内グッズ市場 | 約1.2兆円 | 約1.4兆円 | 約1.6兆円 |
| 推し活市場 | 約8,000億円 | 約9,500億円 | 約1.1兆円 |
| 同人イベント参加者 | 130万人 | 145万人 | 160万人見込み |
| 小ロット製作比率 | 38% | 47% | 55%予測 |
このように 小ロット製作の比率が伸長しており、業界の主流が「大量生産」から「多品種少量」にシフトしています。
トレンド1:サステナブル素材への移行
環境意識の高まりにより、グッズに使われる素材もサステナブルなものへの関心が高まっています。
注目素材: - 再生PET素材:ペットボトルをリサイクルしたアクリル素材 - TPU(熱可塑性ポリウレタン):リサイクル可能な柔軟素材。ラバーキーホルダーの素材として注目 - バイオマスプラスチック:植物由来の原料で作られたプラスチック素材 - FSC認証紙:持続可能な森林管理から調達された紙(台紙やパッケージに)
特に企業ノベルティでは、「エコ素材使用」が差別化のポイントになりつつあります。展示会の来場者もSDGsへの取り組みを評価基準にする傾向が強まっているためです。
トレンド2:推し活グッズの多様化
推し活ブームは2026年も継続し、さらに多様化しています。
注目の動き: - トレーディング文化の定着:缶バッジを中心としたトレーディングが一般化。ランダム封入のセット販売が人気 - 連結アクリル:複数のアクリルキーホルダーをつなげて飾れるデザインが登場 - 推し活×日用品:キーホルダーだけでなく、スマホグリップやカードケースなど実用品へ展開 - グループ全員デザイン:メンバー全員を1つのデザインにまとめた「箱推し」グッズの需要増
推し活グッズのアイデアについては推し活グッズアイデア集も参考にしてください。
トレンド3:小ロット・多品種のビジネスモデル
「たくさん作って安くする」時代から、「少量多品種で柔軟に対応する」時代への移行が加速しています。
背景: - SNSでバズったデザインを素早くグッズ化したい需要 - 在庫リスクを避けたい個人クリエイターの増加 - 限定品・コラボ品などの「ここだけ感」の価値向上
50個からの小ロット対応が標準となり、テストマーケティング的にグッズを製作する手法が定着しつつあります。小ロットOEMのメリットを活かした戦略が主流になるでしょう。
トレンド4:デザインツールの民主化
プロのデザイナーでなくても高品質なデザインが作れるツールが進化しています。
注目ツール: - Canva:テンプレートが充実し、グッズデザインにも対応。Canvaでのデザイン方法は多くの人に活用されています - AI画像生成ツール:テキストからイラストやデザインを生成。オリジナルデザインの制作効率が大幅に向上 - スマートフォンアプリ:アプリだけで入稿データの完成まで可能に
ただし、AI生成画像の著作権については議論が続いているため、商用利用する際は最新の法的動向を確認することをおすすめします。
トレンド5:企業ノベルティの「体験型」シフト
企業ノベルティが「モノを配る」から「体験を提供する」方向にシフトしています。
具体例: - ノベルティにQRコードを印刷し、限定コンテンツに誘導 - AR対応グッズ:スマホをかざすと3D映像が表示される - カスタマイズ体験:来場者がその場でデザインを選べるブースの設置
ピンバッジやアクリルキーホルダーなど従来のグッズに、デジタル体験を組み合わせるハイブリッド型のノベルティが増えています。
トレンド6:品質・仕上げへのこだわりの高まり
SNSでのレビュー投稿が一般化したことで、グッズの品質や仕上げへの期待値が上がっています。
注目ポイント: - グリッターアクリル:ラメ入りのアクリル素材。通常のクリアアクリルに比べて華やかな印象 - ホログラム加工:光の角度で色が変わるホログラム素材が人気 - 両面印刷:裏面にもデザインを入れることで、表裏で異なる楽しみ方ができる - 異素材の組み合わせ:アクリルと金属パーツを組み合わせたハイブリッドキーホルダー
トレンド7:SNS発「映え」要素の標準化
2026年は 「最初からSNS投稿される前提でグッズを設計する」 が標準になります。
SNS映えグッズの3原則
- アイキャッチ性:1秒で目が止まる発色・形状
- ストーリー性:撮影してシェアしたくなる背景設定(限定品、コラボ、初回ロット等)
- 拡散しやすさ:ハッシュタグ・QRコード・公式アカウントへの導線
具体的に映える要素
| 要素 | 効果 | おすすめ商品 |
|---|---|---|
| ホログラム加工 | 光の角度で色が変化、撮影映え抜群 | アクリルキーホルダー |
| 連結アクリル | 並べ撮り写真がInstagramで人気 | アクリルキーホルダー |
| ぷっくり加工(樹脂コーティング) | 立体感が伝わるリール動画向き | 缶バッジ・アクキー |
| グリッターアクリル | キラキラがTikTokショート向き | アクリルキーホルダー |
詳しいアクリルキーホルダーのデザインのコツも合わせて参考に。
トレンド8:3D・立体造形グッズの普及
2D 印刷グッズに加え、3D(立体)グッズの製作技術が低価格化し、個人クリエイターでも手の届く範囲になってきました。
注目される3D系グッズ
- ぬいぐるみ:オリジナルキャラクターを3D化
- ラバー両面立体キーホルダー:表裏で異なる立体表現
- 3Dプリント造形:複雑な形状を小ロット製作
ラバーキーホルダーの素材ガイドで立体タイプの違いを比較しているので参考にしてください。
トレンド9:価格高騰と「価値訴求」の重要性
原材料費・物流費の高騰により、グッズの製造原価は2024-2026 で平均 12-18% 上昇しました。これに対応するため、消費者への 「価値の訴求」 が重要になります。
価格上昇に対する対応策
- 付加価値の明示:素材説明・製造工程動画・限定性のアピール
- セット販売:単品販売より客単価を上げる
- 送料込み価格設定:購入時の心理的障壁を下げる
- 小ロット多品種で在庫リスク削減(小ロットOEMのメリット参照)
トレンド10:Z世代・α世代の購買行動変化
メイン消費者層であるZ世代(1990年代後半-2010年代生まれ)と、台頭してきたα世代(2010年代後半以降生まれ)は、従来世代と異なる購買行動を示します。
Z世代・α世代の特徴
- モノよりコト消費:所有より体験を重視
- 倫理的消費:環境配慮・社会貢献につながる商品を選ぶ
- マイクロインフルエンサー信頼:芸能人より「身近な発信者」を信頼
- デジタルネイティブ:QR/AR/メタバース連携への抵抗感ゼロ
これらに対応した企業ノベルティの活用法が今後ますます重要になります。
まとめ:2026年のグッズ製作で押さえるべき10のポイント
- サステナブル素材を選択肢に入れる(特に企業向け)
- 小ロット多品種で市場テストを重ねる
- デザインツールの進化を活用して制作効率を上げる
- 品質と仕上げにこだわってSNS映えを意識する
- 推し活トレンドの変化に敏感に対応する
- 体験型ノベルティでデジタル連携を取り入れる
- SNS投稿される前提でグッズを設計する
- 3D・立体グッズの選択肢を持つ
- 付加価値訴求で価格上昇に対応する
- Z世代/α世代の購買心理を理解する
おすすめの行動
トレンドを押さえつつ、自分のターゲットに合ったグッズ製作を進めましょう。