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デザインのコツ2026-03-054分

入稿データの解像度・形式ガイド|きれいに印刷するためのデータ作成術

グッズ製作で最も多い失敗が「解像度不足」。PNG・JPG・SVGなど形式ごとの特徴と、印刷に最適なデータの作り方を分かりやすく解説します。

FAST OEM 編集部

コンテンツ制作チーム


なぜ解像度が重要なのか?

グッズ製作で最も多い失敗が解像度不足です。画面では綺麗に見えても、印刷するとぼやけてしまうことがあります。

これは、モニターの表示解像度(72〜96dpi)と印刷に必要な解像度(300dpi以上)に大きな差があるためです。SNSでダウンロードした画像やWebサイトの画像は72dpi程度のため、そのまま使うとほぼ確実にぼやけます。

推奨解像度と商品別の注意点

商品推奨解像度推奨形式特記事項
アクリルキーホルダー300dpi以上透過PNG背景透過で透明感を活かす
缶バッジ300dpi以上PNG/JPG円形の塗り足しを忘れずに
ピンバッジ300dpi以上SVG/AIベクターデータが最適
ラバーキーホルダー300dpi以上PNG/AI輪郭がはっきりしたデザイン推奨

解像度の確認方法

自分のデータが十分な解像度かどうか、以下の方法で確認できます。

Windowsの場合 1. 画像ファイルを右クリック →「プロパティ」 2.「詳細」タブで「水平方向の解像度」「垂直方向の解像度」を確認

Macの場合 1. 画像をプレビューで開く 2.「ツール」→「インスペクタを表示」→「一般情報」でDPIを確認

解像度が足りない場合の対処法 - 元データがある場合:書き出し設定で300dpiに変更して再書き出し - 元データがない場合:画像を拡大してもピクセルが増えるだけで品質は上がらない。できるだけ高解像度のオリジナルデータを用意する - 写真の場合:スマートフォンで撮影した写真は通常2000px以上あるため、50〜70mmのグッズには十分な解像度がある

ファイル形式の選び方

PNG(最もおすすめ) - 特徴:透過背景に対応、劣化なしの保存(ロスレス圧縮) - 最適な用途:アクリルキーホルダー、缶バッジなど全般 - 注意点:ファイルサイズが大きくなりがち(10MB以上になることも) - こんな人に:背景を透明にしたい場合は必ずPNGを使う

JPG - 特徴:ファイルサイズが小さい、背景は不透過(常に白か指定色) - 最適な用途:写真ベースのデザイン、背景ありのデザイン - 注意点:保存のたびに画質が劣化する。保存品質は95%以上(最高品質)を推奨 - こんな人に:写真を使ったグッズで、背景透過が不要な場合

SVG / AI - 特徴:拡大しても劣化しないベクター形式 - 最適な用途:ロゴ、シンプルなイラスト、ピンバッジ - 注意点:写真には不向き。複雑なグラデーションの再現に制限あり - こんな人に:ロゴやアイコン中心のデザイン。ピンバッジに特におすすめ

PSD - 特徴:Photoshopの編集データ。レイヤー構造を保持できる - 最適な用途:レイヤー分けされた複雑なデザイン - 注意点:フォントのラスタライズ(アウトライン化)を忘れると文字化けする - こんな人に:Photoshopユーザーで、データの修正指示がしやすい形にしたい場合

簡単なサイズ計算

実際の印刷サイズ(mm)× 11.8 = 必要なピクセル数(300dpiの場合)

仕上がりサイズ最低必要ピクセル数一般的な用途
25mm × 25mm295px × 295px小型缶バッジ
40mm × 40mm472px × 472pxストラップ
50mm × 50mm590px × 590px標準キーホルダー
57mm(缶バッジ)672px × 672px定番缶バッジ
70mm × 70mm826px × 826px大型アクキー
100mm × 100mm1181px × 1181pxコースター・飾り札

よくある失敗パターンと対策

失敗原因対策
全体がぼやけるWeb用画像(72dpi)を使用300dpi以上で作成
一部だけぼやける素材を拡大して配置した元サイズ以上に拡大しない
色が暗く沈むRGB→CMYK変換の差蛍光色を避け、プレビュー確認
背景が白くなったJPG形式で入稿透過PNGで保存する
文字化けしたフォントが埋め込まれていないテキストをラスタライズ(画像化)する

デザインデータの作成方法がわからない場合は、Canvaを使ったグッズデザイン方法も参考にしてください。アクリルキーホルダーの入稿全体の流れはアクリルキーホルダーの作り方でステップ解説しています。

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FAST OEM 編集部

コンテンツ制作チーム

グッズ製作の専門知識を持つスタッフが、入稿のコツ・素材選び・デザインのポイントなど、ものづくりに役立つ情報を発信しています。


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